四季

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雪溶けに咲く野の花の凛とした姿に惹かれ君思い出す

桜咲く坂を並んで歩いたね舞う花びらが心の形

待ちきれず春を探して歩いたね君の笑顔とツクシ見つけり

君という影を残して音もなく流れる春よ僕は旅立つ



少しずつ夏が駆け出しはじめてる君と出会って三度目の夏

夏休み君に会えない苛立ちと受話器の手前躊躇う指先

君の前薄い夏服着れないよ心の奥が透けそうだから



薄氷踏んで貴方に背を向けた泣かないよって心に決めて

月影に隠れて君を待ち侘びて幾夜となろう花冷えの街

二人して覗き込んだね薄氷揺れる魚影舞い散る紅葉



寒いから身体冷たくなるからと理由をつけて今抱き合おう

この冬は真白きセーター買いました貴方の色に染まるように

寒空を灯す小さな星明かりポケットに入れ君待つ家へ