96〜100
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幻聴ではなかった
確かに君の声を聴いたのに
離れてしまった心は もう
戻らないのかな
もう一度 君の声が聴きたいよ
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いつからだったろう
君との距離を測るようになったのは
そんなこと考えもしないほどの蜜月を
二人過ごしたことさえ朧に霞む
恋しいよ ただただ 恋しい
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君の華奢な腕に巻かれた 白い包帯
僕の視線に気付き 薄く君が微笑う
妖しいまでの艶に エロティックな唇に
僕は くらりと目眩を覚え立ち尽くしている
ほどけかけた白い戒め
その一方で 僕の心を縛る
形の良い爪 しなやかな指先の熱を首筋に覚え
そして僕は君の虜囚と成り果てる
堕ちる堕ちる堕ちていく
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幸せについて考えたとき
君のことしか浮かばない
そんな僕を笑わないでよ
だってそれが真実だもの
この腕に抱いた君の匂い
鼻先を擽る柔らかい癖毛
そのどれもに愛しさ募る
君という名の幸せの形さ
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君を想って気が付けば泣いている
こぼした涙を全部集めて
きらきらのビー玉にして
いつかは想い出になると信じられたら
僕はまた歩き出そうと思う