386〜390
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柩を引きずり彷徨う少女
その影に未だ哀しみ潜む
失ったのは綺羅めきの時
手に入れたのは赤い疵
柘榴の血染めに何想ふ
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最期まで離さない
言葉だけを遺して
空の彼方に昇る
君は僕を置いて逝く
優しい嘘つき
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君との思い出
踏みにじるように去る
ぬるま湯の心地よさに甘えて
歩き出せなくなる前に
僕は背中を向けようと決めた
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死を振り撒くは唯一の虚構
誰がそれを責められようか
君にしろ僕にしろ誰かにしろ
この瞬間にも甘美な囁きに
酔いしれている夜があるのに
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今日も眠らない夜が来た
ハルシオンを掌に転がし
月夜の水面に僕は歌う
金糸雀の君を探し彷徨い
強がりを隠して夜明け待つ