友愛想心T
「旧 友愛想心」に載せていた詩です。
06〜10
ケータイを 開いて 閉じて
ためいきで
君へのメール 躊躇して
あふれそうな この想い
ありふれた言葉で ぼかしても
心は 誤魔化せないままで
好きと
ひとこと送ります
伝えられない
もどかしさ
伝えきれない
はがゆさよ
触れることさえ
叶わない
遠く焦がれる
かの君よ
我
ふと
真夜中
覚醒して
アクビ一つ
一度目を閉じ
ゆっくりと瞬き
薄暗がりの室内で
ぼんやりと君を想う
人肌恋しや真冬の冷気
夢での逢瀬を約束しつつ
毛布にくるまれ我また眠る
君のメールで
目が覚める
僕にとっては
最高に贅沢な
目覚まし時計
「おはよぉ」
寝惚けまなこで君が言う
「おはよぉ」
寝惚けまなこで僕も言う
久方振に聞く君の声
なんでもない口調
ケータイの雑音
平静を装っているけれど
僕は嬉しくて嬉しくて
叫びだしたいくらいさ